1985年8月17日に那須ロイヤルホテルより放映された。いつもは審査員である桂米丸らが芸を披露し、芸人たちがコメントをするという、通常とは逆の形である。
始めてコンビを組む東八郎と内海好江は、コンビ名を今後あるか・ないか、と名付けていた。ちょっと息が合わないところなどがあったものの、ポイントを押さえて客席の笑いを取るところはさすがであった。
牧伸二はおなじみのウクレレ漫談。審査ではよく否定してきた下ネタ全開(例のぶ~らぶらとか)で客席の笑いを取った。しかしコメントをする面々は色々とつっこみを入れていたが。
桂米丸はおなじみの落語。若い人にも分かり易いマクラから入り、自分の世界に客を引っぱるところは名人芸である。
トリは鳳啓助・京唄子。漫才をするのは数年ぶりといっていた。鳳啓助の結婚ネタで、京唄子をけなすところは、どこまでが真実でどこまでがネタなのかわからないぐらいリアルなやり取りだったが息はピッタリで、長年コンビを組んできただけのことはあるなと感じさせる漫才だった。
この名人会は好評だったのか、翌年の1986年8月9日にも行われている。
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