グランプリシリーズで10週勝ち抜くと得られる名誉。
ストレート、再チャレンジ関係なく10週勝ち抜けばよい。
10週勝ち抜くと、桂米丸審査委員長より賞状が読まれ、手渡される。その後、別の審査員(主に 京唄子)からトロフィーが手渡される。
賞状の文句は以下。
最高位グランプリ ○○○○殿
あなたは日本テレビ『お笑いスター誕生!!』において厳正なる審査基準の全てに合格、見事10週勝ち残りという最高の偉業を成し遂げられました。あなたのエンターテナーとしての卓越した才能は、我が国芸能界の誇りとするところであり、今回の偉業はまさに我が国の芸能史にしたためられた輝かしき金字塔でもあります。ここにその栄誉をたたえ、最高位グランプリを贈ります。
○○年○月○日
日本テレビ放送網株式会社『お笑いスター誕生!!』審査員一同、同じくスタッフ一同
1980年~1983年の間で、10週勝ち抜いたのは以下の11組。
・B&B:1980年7月5日、ストレート
・おぼん・こぼん:1980年8月16日、ストレート
・ギャグ・シンセサイザー:1980年12月20日
・大木こだま・ひかり:1981年2月28日、ストレート
・九十九一:1981年5月9日
・小柳トム:1981年6月27日
・とんねるず:1982年4月10日
・青芝金太・紋太:1982年5月22日
・アゴ&キンゾー:1982年6月12日
・怪物ランド:1983年4月30日、ストレート
・シティボーイズ:1983年9月10日
ただし、大木こだま・ひかりは大木ひかりが覚醒剤使用で逮捕されたため放映はなく、グランプリはすぐに剥奪され、歴代受賞者にもカウントされていない。
ギャグ・シンセサイザーも後年は剥奪されており、受賞者リストには載っていない。
九十九一は9週目で落ちたあと、グランプリ受賞。
ギャグ・シンセサイザー、とんねるず、アゴ&キンゾーは10週2度目のチャレンジで受賞。
小柳トム、青芝金太・紋太、シティボーイズは10週目3度目のチャレンジで受賞。
グランプリを受賞すると、スターへの道が約束される……とあった。B&B、おぼん・こぼんは日本テレビで番組を持ち(番組名不明)、マスコミへもかなりプッシュされた。その後は制作会社である日企が芸能部機能をなくしたため、有名無実になってしまった。
青芝金太・紋太はグランプリコーナー出演時、「この番組で10週勝ち抜くとスターの座が約束されるけど、まだ約束守ってもらってない」というネタをやっていたが、ネタではなく本音だったのだろう。
ちゃらんぽらんの大西は第1回オープントーナメントサバイバルシリーズの前夜祭で、「この番組に騙されちゃあかん。金太・紋太、ギャグ・シンセサイザーどこへ行ったんや」と絶叫していたが、これも本音だったのだろう。
|